天河神社からの帰路

帰りのバスを待つ時間、
再び天河神社へ戻って来ました。

本殿の中にいると心がとても落ち着きます。

さっきまで照明が焚かれていた舞台の光も消えて、いまは自然の光だけ刺す静かな空間。

ずーっとここに座っていたい気持ちです。

社務所の巫女の方がとても優しくて、お願いことや質問に誠意を持って応えてくださって、まっすぐ目をみて話す姿勢がとても素敵な女子でした。
もし、私に息子がいたら、嫁にきてほしいと思うほどです(笑)

来た時と同じバスでした。

帰りのバスは、来た時と同じバスで、運転手さんも同じ。この運転手さんは乗るときに「天川初めて?」と聞いてくれて、パンフレットを出してくれました。


バスの乗客は、私と、来たときに一緒に乗って来た日帰りの女性一人、全部で2人。

バス路線は国道ばかりではなく、車1台しか通れない細い道など民家を縫うように走ります。

途中、出口が見えないようなトンネルを抜けて、狭い車道の峠を越えて…運転手さんは走り慣れた道をスイスイ進みます。

運転手さんはたまに地元の人に手を振ったり、小さくクラクションで合図したり、時には馴染みの方と言葉をかわしたり…このバスがつなぐ地元の輪を感じます。

話しかけて聞いてみたいことがたくさんあったけれど、運転中の邪魔になったら申し訳ないので、1番前の席に座ってそんな「いつもの時間」を一緒に体験させていただきました。

お世話になった奈良交通のバス。
往復で2度しか乗ってないのに愛着が湧いてます。

またいつか天川村へ来たい。
その時もこのバスで。