今宵はお仕事の会食です。
この風情…知らなかったら財布を握りしめても入れないかもw

食事の途中で外国人観光客が興味本位で引き戸を引いてました。大将が「appointment only」と言ったら、「はーい」という感じで締めていきました。
金沢は他のアジアの国より、欧米の観光客が多いですね。

突き出しは能登のもずく。さらに手のひらから溢れるサイズのでっかい岩牡蠣。鮑の肝ソース和え。香箱のほぐしにジュレとイクラ。

イワシの海苔巻き。佐渡の巨大車海老に北海道にバフンウニを乗せて特製ソースをかけます。

そしてお寿司へ…ヒラメ・タイ・イカ・金目鯛…あぁぁ

さんま、赤身、トロ、のどぐろの炙り。一貫の炙りのために備長炭が用意されていましたぁぁぁ。

アナゴ・甘だれと塩、卵焼き、お味噌汁。
大将は静岡の名店で修行後、シンガポールへ渡り寿司店を営んでいたそう。今はここ金沢で大将一人でこちらの隠れ家のようなお店をのんびり営業されているそうです。
古民家を改装した純日本家屋の店内にコの字のカウンター。10人も入れば満席。地元の友人宅に招かれたような居心地の良さです。
大将こだわりのしつらえがいたるところに見られて、つい、寿司とは違う話で盛り上がる。

大将が静岡出身と聞いていたので、私は先日お手伝いに行った、工藤夕貴さんのお酒「賜(ギフト)」を「富士錦酒造」さんから取り寄せて持参してご参加の皆さんと一緒に味わいました。ふくよかで複雑味のある味わいこのお酒とマグロの組み合わせはやっぱりよかった♪

さらに、このお店によくいらっしゃるという黒龍の蔵元から直接送られてくるこの「黒龍・大吟醸」。ググーっと力強い飲み口にがつんとキレ。「さぁ飲めよ!うまいだろ!」と上から目線で迫ってくるような…エゴ強いな。このお酒自体から発せられるパワーがすごい。

次に大将がこの季節ならではのおすすめをと出してくれたのは、「手取川 純米辛口 秋」。春に絞った酒が一夏過ごして柔らかく馴染んだ旨味がゆらゆら優しい。これはどのお寿司にとても合いますねぇ。

宮城直送の今季の初モノのイクラと、豊洲のスーパー仲買人から直送の箱入りウニ。この贅沢小箱をずっと眺めていたい。。。
すし直
石川県金沢市片町2丁目4−6
090-1394-2537